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チラシのデザインはコツを掴めば簡単!参考例を出して詳しく解説します

チラシを配りたいというお店・会社様。

スイミングスクール・英会話教室・ピアノ教室・料理教室・美容室・クリニック・八百屋さん・焼肉やさんなど飲食店さん・・・ぼくが今まで相談受けただけでも多数ございます。

 

お店や会社で集客を考えるとき、ネット・SNS・ブログ・チラシなど、どれから手を付けていこうと悩みますよね。

当然どれも大事です。

 

その中でも特に地域密着型のお店は、チラシが大きな効果を発揮します。

なぜか?ネットは検索されないと見てもらえない。SNSは、していない方いは届かない。

チラシ(ポスティング)は確実に届けたい地域・場所に情報を届けることが出来るからです。

 

チラシを自分で作成したい。そう思っていてもチラシを作るのって難しそう。自分でデザインをどうしていいかわからないという方も多いと思います。

そのような方でもチラシのデザインの基本とコツを掴むだけで、見やすく伝わりやすいチラシになります。

 

パソコンで今まで全くチラシを作ったことがない!という方は、デザインの前にまずチラシの作り方の工程をマスターしましょう。

こちらのブログで、エクセルで一から作るチラシの作り方をご説明しています。チラシが出来るまでの12のブログをまとめています。ブログだけでなく動画でも解りやすく説明しています。

一から作るチラシの作り方の基本!エクセルで作る全13の手順

あるお米屋さんのチラシのデザインを例に説明

今回参考にするのは、あるお米屋さんのチラシです。

 

お米チラシ裏

今回ご紹介のお米屋さんは、このチラシを定期的に配布することで、多くの新規購入者様に来店して頂いています。

(店名などは、お店のご希望で消しています。)

では、なぜ多くのお客様を掴むことが出来たのでしょうか。

このチラシのデザインからポイントを説明していきたいと思います。

 

何のお店かがわかるチラシ

デザイン会社の方にチラシのデザインのお話を聞かせていただいたことがあります。

オシャレなチラシを数枚出して説明されました。

「この色具合が・・・この英語の字を斜めに・・などなど・・」

その時にふと思ったことがあります。

 

「このチラシ何のチラシなんだろう・・・」

 

カッコイイだけで、何屋さんのチラシかわからない、だれをターゲットにしているのかわからないチラシは、いくらデザインが良くても自己満足で終わってしまいます。

カッコイイデザインのチラシを作ることだけが目的なら良いんですが、集客のことを考えるなら、そういったチラシは避けるようにしましょう。

 

今回のチラシは、チラシを見て、お米屋さんというのがすぐわかるようにしています。

 

まずチラシの一番上の部分にお米屋さんとわかる文章をストレートに入れました。

そして、イメージ画像はお米です。今回はおにぎりの画像にしました。

美味しいお米をイメージさせます。

そして店名です。

店名の上にもただのお米屋さんじゃなく、店頭で精米をするお米の専門店というのがわかるようにしています。

 

まず、チラシを見てすぐに何のチラシかわかるチラシを意識しましょう。

 

タイトルのキャッチコピーを工夫する

チラシで一番目につくキャッチコピー。

キャッチコピーをどうしよう。。と悩む方も多いと思います。

スーパーのような特売チラシなんかは、大売り出しや、〇〇セールなど良く見かけますが、特売とかではなく、お店の良さを伝えたい・商品のことを伝えたいという時には特に悩みます。

 

キャッチコピーを考える前に、チラシのペルソナを考える

タイトル・キャッチコピーを考える前にまず、今作っているチラシのターゲットを考えましょう。

ターゲットを詳細に決めることをペルソナと言います。

ペルソナについては、こちらのブログでも書いています。

塾・教室チラシの効果を高める配布時期とターゲット選定

 

例えば、今回のチラシです。

お米と言えば誰でも食べますよね?これをペルソナを考えずに作ると、タイトルは「美味しいお米勢ぞろい」「精米したてのお米をお届けします」等になります。

今回のお米屋さんは、ペルソナを考えチラシを作りました。

 

 

今回決めたペルソナ

35歳・主婦・子供は5歳女の子と8歳男の子の2人。5歳の子供はあまりご飯を食べない。8歳の男の子はよく食べる。

子供のことを考えて、栄養には気をつかった食事をしている。

買い物は、スーパーにも行くが、ネットスーパーも活用している、今時の主婦。

 

簡単ですが、上記のようなペルソナを考えたときに、このペルソナに合ったお客様にこのチラシを見て購入して頂くには?と考えます。

なぜ、タイトル・キャッチコピーの部分でペルソナの話をしたか?

届けたいお客様を明確にすることで決まるからです。

 

このお米屋さんが決めたタイトル部分。

これの決まった理由がわかって頂けると思います。

 

キャッチコピーの色

目立つ配置・目立つ色にしましょう。

ただし、全体の色のバランスを考え薄めの赤にしました。あまり色を濃くすると、それしか目立たなくなってしまいます。

ごはんの部分は、あえて色を変えました。色を変えることで、ごはんが目に留まります。

文字を重ねることで、白枠に影の付いた目立つタイトルに仕上げることが出来ます。

このタイトルの作り方は、こちらのブログで詳しく解説しています。

チラシのタイトルをワードアートで簡単に作成!デザイン例も含めてご紹介!

 

色は使いすぎず、バランスを考える

色ってたくさんあるので、色々使いたくなりますよね。

でも色をたくさん使いすぎると、どこを見ていいかわからない、見にくくてごちゃごちゃしたチラシになってしまいます。

このチラシではピンク・黒・黄色で基本的にチラシを作っています。

しかし、右の部分は読んでほしい部分なので、あえてアクセントで色を変えました。

そうすると、右の緑の部分は、チラシの中でも違う枠で、読んでみようと思ってもらえます。

 

これが、全体的に色々な色を使っていると、右の当店のお米が美味しい4つの理由が読んでもらえなくなります。

特に伝えたい部分は、赤い字に変え、さらに伝えたければ、字の大きさも大きくすることで、お客様の目に付きやすくなります。

チラシの右の文章も、赤い字がパッと目につくと思います。

商品をチラシに沢山掲載するためのデザインと作り方のコツ

 

Zの法則

チラシを作るときは、このZの法則を意識しましょう。

人の目線って、この矢印のように、左上から右そして左下という感じで流れていきます。

それを意識し、このチラシで一番売りたいオススメのお米は、左上に載せています。

左から、このチラシの紙面で見てほしい順に掲載しています。

 

字は詰め込みすぎず、余白をとろう

チラシを作り慣れていない方に特に多いのが、字の詰め込みすぎと、余白のないチラシです。

余白が多いと、ごちゃごちゃしたチラシにならず、すっきり見やすいチラシになります。

まず、伝えたいことを整理し、伝えたいことをいかにシンプルに伝えることが出来るかを考えます。そうして字を極力減らします。

文字と枠の間の余白は特に意識しましょう。

余白についてはこちらのブログで詳しく解説しています。

チラシレイアウトの基本のコツ!余白と色でデザインが変わります

自分のチラシが、なんか素人くさいなと思ったら、余白がちゃんと取れているかを見直してみて下さい。

誰に伝えたいかでデザインは変わる

先程説明したペルソナですが、このペルソナを決めるのはタイトルの為だけではありません。

チラシ全体のデザイン・内容にも大きく影響します。

 

チラシ内容ですが、もしこれがお年寄りをペルソナにしていれば、チラシの写真は子供ではなくお年寄りになっていたかもしれないし、玄米食べて病気が治るみたいな中身になるかもしれません。

裏面にあるLINEも必要ないかもしれません。購入方法もインターネットでのご注文をやめ、“電話で楽々自宅までお届け”を大きく載せほうが良くなります。

 

内容だけでなく、チラシの雰囲気も変わってきます。

今回は30代の主婦の方が手にとってもらえそうなイメージにしています。

お米と言えば、筆で描いたような和風なイメージの方が強いと思います。

お年寄りをターゲットにすれば、そうしているかもしれません。

 

デザインは、同じチラシでもペルソナによって大きく変わります。

あなたの届けたい方、そして自店の商品により全体のデザインイメージを決めていきましょう。

チラシの見出しデザイン例!フォントや色でインパクトを出そう

 

まとめ

このお米屋さんのチラシデザインで集客に結びついたのか。

ペルソナを考え、チラシの雰囲気・キャッチコピー・チラシ内容を考えています。

余白を意識し、伝えたい内容を出来るだけシンプルに伝えています。

Zの法則で、見せ方の基本も押さえています。

このような基本をしっかり考えてチラシを作ると、チラシ作りも楽しくなってきます。

チラシ作りは、何度も作ることで、段々と上手くなっていきますし、ただ作るだけでなく考えて作ることでコツも理解できるようになります。

今回のチラシを見本に、ぜひ良いチラシを作ってみて下さい!

 

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