焼酎は飲み方が多種多様で、アルコールが20度から45度と高いためロックで楽しむ事も出来れば、水割りやお湯割りなど割って楽しむ事も出来ます。
原料の味をそのまま味わいたい(というかアルコールが強い方がいい)という方は氷を入れてロックで飲みます。
25度の焼酎を水割りにすることで、度数が12度程度になるので飲みやすくなりロックとは違った味わいを楽しめます。
お湯割りだと割り水したものを燗にする焼酎ならではの飲み方もあります。
ストレートで割っても、冷たくしても、温かくしても美味しく、さらには原料によっても味わいが変わるので、無限の美味しさを楽しめると言っても良いと思います。
飲み方もここに注意してこだわればもっと美味しくなる!ということが沢山あります。
これを読むだけで、いつもの焼酎が2倍美味しくなりますよ!
目次
焼酎ロックは初心者にもおすすめ
グラスにロックアイスを入れて飲むと、焼酎がキリッと冷え、味も引き締まり甘みも抑えられるので飲みやすくなります。
ロックは氷を入れるだけなのでアルコールも高めだから初心者向きではないという考えの方もいますが、飲みなれない人がお湯割りを飲んで焼酎が苦手になることもあります。
お湯割りにすると熱によって独特の香りが強くなるからです。
ロックにすることで独特の香りが抑えられえるので、強い香りが苦手な方にも飲みやすくなります。
氷にこだわる
ロックで大事なことと言えば『氷』です。
家庭の冷凍庫で作った、白く濁った氷では美味しくありません。
市販のロックアイスを購入するか、もしくは自分で透明な氷を作りましょう。
家庭で作るロックアイスの作り方も記事にしたので参考にしてみてください。

味わいを楽しむ
ロックの楽しみ方は、時間の経過を楽しむ飲み方です。
ロックを作った当初は、ストレートに近い味わいで焼酎本来の味わいを楽しめます。
氷が少し溶けてくると、水とお酒が混じり合いまろやかな味わいになっていきます。その過程を楽しめるのがロックです。
焼酎の種類で楽しむ
慣れないうちは、飲みやすい麦焼酎や米焼酎からスタートしますが、焼酎初心者を卒業したら力強い味わいの芋焼酎や、クセのある常圧蒸留の麦焼酎を味わうのも良いです。
ラム酒感覚で飲める黒糖焼酎、ブランデー感覚の熟成酒もおすすめです。



水割りの飲み方ポイント
焼酎の水割りで大切なのは、焼酎本来の風味を損なわない飲み方をすることです。
ウイスキーの水割りも同様ですが、ウイスキーの場合は香り・味わいを損なわない飲み方をします。
それと同様、焼酎も水割りにもこだわりましょう。
氷は入れてはダメ
水割りなのでもちろん水を入れます。
よくあるパターンとして、氷を入れて焼酎を入れ、さらに水を入れる方がいます。
これだと薄まりすぎて味がぼやけてしまいます。
基本の水割りのやり方は、焼酎自体を冷やし、さらに水も冷やして、焼酎と水だけで割ることが重要です。
水は軟水のミネラルウォーターが一番です。硬水はミネラル分が多く硬い水で、水割りには合いません。
軟水で有名なのでいえば、南アルプスの天然水・いろはす・六甲のおいしい水などです。
逆に硬水といえば、エビアンやコントレックスです。
焼酎と水の割合
どのくらいの割合がいいの?とよく聞かれますが、焼酎6対水4くらいが丁度いいです。
それだとアルコールがきついなと思ったら、少しずつ自分の飲みやすい割り方に調節しましょう。
ただ、焼酎の風味を損なわないのは6:4が一番です。
究極の水割りは「割り水」です
水割りと割り水は少し違うのですが、水と焼酎を合わせた飲み方で一番美味しく味わえるのは割り水です。
本場鹿児島では、焼酎を割るといえば、割り水のことをいいます。
だから割り水って何?!と言われそうですが・・
割り水とは、あらかじめ焼酎を水で割り寝かせておくことを言います。
寝かせる時間は短くて3日から1週間ほどですが、1カ月くらい寝かせる方もいます。
そうすることで、水と焼酎が溶けあい、驚くほどのまろやかな味わいに仕上がります。
3日からと書きましたが、別に1日だけでも大丈夫です。
焼酎と水の割合も自分好みに調節して、冷蔵庫で寝かせると超美味しい焼酎の水割りが出来上がります。
寝かせるひと手間をかけることで、本当に美味しい焼酎にたどり着くことができるんです。
焼酎の王道お湯割り
焼酎のお湯割りは、焼酎の味がまろやかになりふくよかな香りも味わえ、焼酎の味わいを十二分に発揮する飲み方です。
お湯が先、焼酎は後
お湯割りの作り方は必ずお湯を先に入れて焼酎を後から入れる。これは鉄則です。
先にお湯を入れるのは、まずお湯を入れることでグラスが温まりますよね。
そしてお湯の温度が少し下がることで当たりがやわらかくなりそこに焼酎を注ぐと 香りがふわっと立ち込めます。
もし焼酎を先に入れお湯を後から注ぐと味が割れてしまいます。
お湯の温度にも注意
お湯は熱ければいいってものではありません。
一番ベストの温度は85度です。
なぜかというと、85度でグラスに入れると温度が下がってきます。この時点で70度くらいです。
そこに焼酎を入れるとさらに40度くらいまで下がります。
この40度くらいの温度がやや熱めでちょうどお湯割りを美味しく味わえる温度なんです。
焼酎と水の割合
一番最適な割合は焼酎6対水4です。
25度の焼酎なら15度くらいの度数になります。
もう少し薄めがいいなら5対5(12.5度)や4対6(10度)で飲むようにして下さい。
焼酎を燗で味わう
先程のお湯割りとは違い、焼酎を温めて燗にして飲む飲み方があります。
焼酎をそのまま温めるのではなく、「割り水」してから温めます。本来割り水は水割りのために出来たのではなく、燗のための仕込みです。
燗にするために使われる一般的な陶器を『黒じょか』といいます。
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日本酒を温める徳利は、沸かしたお湯で徳利を温めますが、黒じょかは直火で温めます。
家のコンロで温める場合は、コンロに網を置いて黒じょかを乗せます。弱火でゆっくりと温めることで雑味成分が飛び酒器の中で対流がおこって水と焼酎がなじみます。
温めすぎず40度から45度くらいで飲むと口当たりがよく、焼酎の甘みと温かさを存分に堪能することが出来ます。
ストレートで飲む
焼酎には、蒸留した焼酎を割り水せずそのまま瓶詰した「原酒」というものがあります。
アルコール度数は40度前後あり、こちらの商品はストレートでちびちびと味わうのがおすすめです。
芋焼酎で人気の原酒
各蔵元が原酒を販売していますが、有名な芋焼酎の原酒をいくつかご紹介します。
まずは黒木本店のたちばな原酒です。
黒木本店は、中々や百年の孤独などで有名な蔵元です。
もうひとつ、こちらも有名な三岳の原酒です。
三岳は芋焼酎で人気の銘柄ですが、その三岳の原酒とあって、芋の香り甘みをしっかりと感じることが出来ます。
芋焼酎 初溜取り
原酒の中で、最初に取れる原酒を『初垂れ』といいます。
その初垂れのみを割り水し44度くらいに調整したものを『初溜取り』といいます。
先程の原酒よりもアルコール度数が高く、ワンランク上の原酒になります。
この初溜取りは、ストレートでそのまま飲むのもいいですが、冷凍庫に入れキリっと冷やし、トロトロの焼酎を味わう飲み方がおすすめ。
有名な西酒造の万暦がおすすめです。
西酒造といえば、富乃宝山や吉兆宝山で有名です。
宝山の原酒で、44.5~44.9度の焼酎になります。
誰もが知る濱田酒造の海童の初溜取りもおすすめです。
麦は隠し蔵、芋は海童でおなじみですが、海童の原酒になります。
今人気のハイボール(炭酸・ソーダ割り)
焼酎の飲み方で、徐々に人気の上がってきている飲み方がハイボールです。
ハイボールとは炭酸割りです。
ウイスキーのハイボールは良く飲むけど焼酎のハイボールは飲んだことがない方も多くおられます。
無味無臭の甲類焼酎にレモンなどの味を加えた焼酎ハイボールが人気です。

しかし、ハイボールは芋焼酎や麦焼酎を炭酸で割ると、飲みやすく焼酎本来の味も味わえるハイボールになります。
濱田酒造さんが「だいやめ」という芋焼酎を販売しています。
だいやめは芋焼酎ハイボールを美味しく飲める焼酎で、炭酸で割ることで美味しさを実感できる焼酎なんです。
ぜひ試してみて下さい。
だいやめ 〜DAIYAME〜 25度 1.8L 新商品 だいやめ DAIYAME 濱田酒造
まとめ
焼酎には様々な飲み方があり、水割りやお湯割りはできれば割り水で飲むとさらに美味しく焼酎を味わえます。
銘柄で楽しむのはもちろんですが、色々飲み方を変えて焼酎を楽しむのも良いですよ。
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