毎日日本酒を飲んでいるわけではありませんが、お酒は毎日のように飲んでいます。
昔の人は「酒は百薬の長」と言ったものですがそれって本当なのでしょうか?
しかも、健康で長寿の方はなんと6割が毎日適量のお酒を飲んでいるとか・・
ネコチラ
まずポイントは適量です。飲みすぎはダメですよ。
お酒に強い体質と弱い体質
お酒を飲む機会の多い方なら色々な方を見て来られたと思います。
お酒どんだけ強いの?という人や、お酒弱すぎでしょ。という人。
飲んだアルコールの吸収率に個人差はあまりありません。血液中のアルコール濃度は体重に反比例します。
体重100kgの人は50kgの人に比べ、2倍のお酒を飲まないと同じ血中アルコール濃度には達しないことになりますよね。
でも、体が大きくてもお酒が弱い人もいれば、体の小さい女性でも、どれだけ飲ませても酔わない人もいます。
同じ体重でも、お酒の強い人弱い人がいるのはなぜでしょう。。
アルコールは、胃で20%・小腸で80%吸収されます。吸収されたアルコールは血液に溶け込み前身に流れます。
血流の豊富な脳の場合アルコール濃度は上がり、酔った状態になります。
アルコールの大部分は肝臓に行きアセトアルデヒドという物質に分解されこれが悪酔いの原因になります。
このアセトアルデヒドに対する中枢神経の感受性がお酒の強さに関係すると言われています。
ネコチラ
老化防止
飲食の習慣と老化の進行って実は関係があります。
全く飲まない人よりも適量にお酒を飲む人の方が生物学的年齢が3歳ほど若くなります。ちなみに適量とは日本酒にすると1日1合未満のことです。
ネコチラ
逆に適量以上飲むとどうなるのか。0.5歳老化を早めると言われています。
長寿とお酒は関係が深く、日本酒に和食を合わせて楽しむ方も多いと思います。
お酒とともに食事を楽しみ会話を楽しむことが大事なんです。
ストレス軽減
仕事の事、家庭の事、その他ストレスってみんな持っていると思います。
ネコチラ
ストレス反応として身体に現れるのが胃潰瘍(いかいよう)です。
この胃潰瘍にもお酒は役に立ちます。
ています。下記は各酒類のストレス性潰瘍発祥に及ぼす影響です。
種類 | 投与量(ml/kg) | 例数 | 潰瘍発生(mm) | 抑制率 |
対象 | - | 8 | 22.8±2.7 | - |
ビール | 5 | 8 | 25.0±2.2 | -9.6 |
ワイン | 5 | 8 | 22.3±2.3 | 2.2 |
日本酒 | 5 | 8 | 19.39±1.5 | 12.7 |
ウイスキー | 5 | 8 | 23.9±3.1 | -4.8 |
ラム酒 | 5 | 8 | 22.3±2.5 | 2.2 |
特に日本酒はストレスを押さえる働きが強いと言われています。
糖尿病の予防
糖尿病の人はインシュリンの働きが低下し、血糖がうまく調節できず脂肪細胞での脂肪の分解が進みやすくなります。
この状態を正すためインシュリンのように脂肪の合成を促すか、脂肪の分解を押さえる物質が必要となります。
ここで登場するのが日本酒の酒粕です。
酒粕はタンパク質と脂肪の消化を促進する働きがあり、デンプンの消化を抑えることから肥満や糖尿病を防ぐうえで好ましいとされています。
さらに酒粕には血中・肝臓中のコレステロールの低下に効果があると言われています。

健忘症防止
記憶の保存は、神経の伝達や記憶に関するホルモンが機能することでシステムが正常に働きます。
しかし、脳の中でプロリエルエンドペプチダーゼという酵素が異常に働くと、ホルモンが分解され記憶障害が起こり、これが痴呆症に関係しているのではないかと言われています。
この酵素の働きを阻害するペプチドが日本酒の中に発見され、痴呆症の予防薬、治療に役立つと言われています。
日本酒の酵母の中にも痴呆症・不眠症・うつ病にも効果があるとされる、S-アデノシルメチオニンという物質が確認されています。
美容効果
日本盛さんの米ぬか美人が売れています。
日本酒の製造原料である麹に含まれるコウジ酸というのがあるのですが、こちらはシミの改善・美白効果があります。
お酒で入浴したり顔を洗ったりすると効果バッチリです。
お酒の中でも日本酒の入浴効果は保温効果があり、米の発酵エキスがアトピー性皮膚炎にも効果があると言われています。
ネコチラ
まとめ
日本酒に限らず、お酒を飲むときは、何かをつまみながら飲むこと。
そして適量を飲むことが大事です。

1時間ごとに0.5合程度の日本酒を飲むと血中アルコール濃度はそこまで上がりません。
これ以上飲むと量が増えるほど酔っ払い状態になります。
ネコチラ

コメントを残す